• 白身魚と蓮根のカルパッチョ、ゆずこしょうソース 

omotenashi

1年のおもてなし

五月

白身魚と蓮根のカルパッチョ、ゆずこしょうソース 

白さと食感にこだわった蓮根。ピーラーでスライスした薄さと、しゃきしゃき感を残したゆで加減が決め手。

 

[材料](6人分)
白身魚(すずき、鯛、ひらめなど) 1さく(塩適宜)
蓮根 100g
三つ葉 適宜
酢 1/3C(水1.2ℓ)

 [A]
  いり酒(*) 大さじ3
 レモン汁 小さじ1
 ポン酢 大さじ3
 ゆずこしょう 小さじ1

 オリーブ油 適宜

 

[作り方]
1: 白身魚は軽く塩をして15分ほどおき、出て来た水気をふき、
   薄くそぎ切りにする。
2: 蓮根は皮をむき、スライサーで薄く輪切りにする(*)。
   分量の水に酢を加えて沸かし、煮立ったところに蓮根を入れて
   さっとゆで、水に取ってしっかり水気をふく。
3: ボウルにAをすべて入れて混ぜ合わせる。
4: 器に蓮根を敷き、その上に魚を並べ、軽く塩、こしょうをふる
  (こうするとソースの味がからみやすい)。上から3のソースを
   回しかけ、オリーブ油をかけて、
   2、3cm長さに刻んだ三つ葉をあしらう。

*    いり酒の作り方
日本酒1Cに対し、梅干し(塩分10%以上の本来の梅干し)1個を入れ、削り節3g程度を加えて火にかける。蛍火(ごく弱火)でコトコト煮、半量になるまで煮詰めたら、こす。冷蔵庫で1ヶ月ほど保存できる。江戸時代に使っていた調味料で、梅干しの塩気と酸味が滲出したすっきりとした味わい。白身魚のさしみに、酢の物などに広く用いる。

All photos:
Aya Brackett ( http://ayabrackett.com/ )

Special thanks:
Miki Hirota, Sylvan Brackett ( http://eatpekopeko.com/ )