オレンジな一日

by Hiroko Amemiya

  1. Photo1:小田原のみかん畑で収穫したみかん。
  2. Photo2:輪切りにしたみかんを、フライパンでキャラメリゼしています。

先週末、小田原にあるみかん畑を拠点に、みかん農園の再生と、
地域交流、そして新しい社会貢献型ビジネスの構築を目的として活動を続ける、
『オレンジプロジェクト』のトークセッションにお招きいただいて、
小田原まで行ってまいりました!

この農園で穫れたみかんたちは、もちろん無農薬で、
しかもノンワックスだから、皮ごと使えるんですね。
上の写真左は、穫れたてのみかんを輪切りにしたもの。
右は、甘みを加えて、フライパンで煮詰めているところ。
このまま、しばらく水分を飛ばすと…… ↓↓↓

こんな飴色の香ばしくて甘酸っぱい“キャラメルみかん”ができあがります!
これを、同じくこの農園で穫れたみかんから作ったジャムと一緒に、
紅茶に入れて、みなさんにお召し上がりいただきました。

  1. Photo1:みかんのなる木。

  1. Photo1:トークセッションの様子。対談のお相手は、小田原で農家を営む石綿敏久さん。
  2. Photo2:2007年度最終回のオレンジプロジェクトには、約70人の方が参加。

小田原一帯には、温暖な気候を生かしたみかん畑が広がっていて、
かつては日本有数の出荷量を誇ったみかんの産地でしたが、
今は後継者不足などの理由から、放置される農地が増えてしまったそうです。
そんな中、小田原市が、許諾を得た民間に農地を開放したことを受けて、
2007年度から、都市デザインシステムと日本経済新聞社、Be Good Cafeの三者共同で、
2カ所の農園でプロジェクトを展開。誰もが参加できるワークショップ型の農園と、
企業CSR活動の拠点、そして、地域交流と活性化を目的として活動を続け、
都内からも、企業のCSR担当の方々や、プロジェクト賛同者が、
週末になると、家族ぐるみで小田原に足を運んでいるという仕組みです。

オレンジプロジェクト┃ http://begoodcafe.com/main/archives/ecopro2007_orange

  1. Photo1:子供も一緒に、みかんの収穫♪
  2. Photo2:都会ではなかなかできない木登りも、自由自在!

この日の対談のお相手は、
小田原で、キウイの無肥料栽培を続けて20年の石渡敏久さん。
こんなにたくさんの人が、有機農法や農作業に興味をもち、
都会から小田原にやってくることに、今も驚いているとおっしゃっていました。
石綿さんは、小さい頃からおばあさまに「お前は農家を継ぐんだ」と言われて育ったので、
農業に携わることに疑問を抱いたことがないとおっしゃっていました。
そして、石綿さんは、20年も前から有機農法に取り組まれている方なので、
石綿さんにとっては、ずっとやり続けて来たことであり、
それが、時代的にこんなに取り上げられることにも驚きを隠せないということでした。
「スーパーには粒の揃った野菜や果物しか並んでいないけれど、多少不格好でも、
 うまみがぎゅっとつまっておいしい野菜や果物もたくさんあるんです。消費者のみなさんにも、
 そういう理解がもっと得られるようになれば、さらに嬉しい。」
という、石綿さんのお言葉がとても印象的でした。

不格好でも、それぞれの個性だし、ご愛嬌!
そんな食材が集まれば、食卓も愉しくなりますよね♪
eatrip では、そんなお野菜や果物は、むしろ大歓迎の大活躍です!
私たちの身体に入る作物を生み出してくださる農業について考える
貴重な一日となりました。

  1. Photo1:当日収穫したみかんの一部。みんなで、この6〜7倍のコンテナがありました。
  2. Photo2:ワークショップ用に特設されている、テーブルとベンチ。
  3. Photo3:「オレンジプロジェクト」開始時に植えたマリーゴールドが、時を経てキレイに咲いていました。