フランコフォニックな夕べ

by Hiroko Amemiya

  1. Photo1:左、フランス人女性画家、オリビア・モーレイ=バリッソンの作品。
  2. Photo2:右、日本人アニメーション作家、山村浩二さんの作品。


3月12日まで、日仏学院内で開かれていた、
『ムーヴマン:絵画とアニメーションの狭間で』
オリヴィア・モーレイ=バリッソン/山村浩二 二人展
のオープニングパーティにケータリングをさせていただいた。

オリビアの作品は、会期中にアトリエとして設けられているスペースで、
日々作品が変わって行く進行型展示なので、
足を運ぶたびに、表情が変わって行くという愉しみ方ができるようになっていた。
彼女の描く絵は、とても色合わせがキレイ。
これも、フランス人特有のエスプリが成せる業のひとつだと思う。

一方、山村浩二さんと言えば、ご存知の方も多いでしょう。
『頭山』('02)が、弟75回アカデミー賞短編アニメーション部門に
ノミネートされたことでも有名。ユニークなタッチで描かれる作品は、
一度見たら忘れない、どこか儚くも、強烈なインパクトを持ち合わせる。
中でも、いちじくという作品が、とてつもなく好きだった。

  1. Photo1:上階に誘導する踊り場に設置した、食べられる矢印「←」「→」。

アートエキシビジョンのオープニングということもあって、
お料理も、一枚のカンバスに絵を描くようなイメージで盛りつけた。
インゲン豆のディップ、ビーツのディップ、バジルペースト、
いちじくのチョコレートがけ、金柑の水飴がけ…。
フランス人と日本人が半々くらいだっただろうか。
よく食べて、よく飲んでくれるお客様たちだったので、
サーブする私たちも、とっても気持ちがよかった。

会期中にアップできれば、なおよかったのだが、
少し時間が空いてしまって…申し訳ない。
でもあの晩は、春を目前に、タイムトリップしたような
不思議な感覚の夜だったので、書き留めておこうと思った。